2009年6月5日金曜日

技術発表会を終えて

今日は夕方から技術発表会だった。

考えるだけで、息が出来なくて困る。

昔、定期演奏会でソロを演奏したときもこんなに鼓動が早かったっけ?やっぱまだ病気治っとらんのかのぅ、とか思いつつ。

日中はあんまり仕事にならんかった。

 #日中というのは日本と中国に意味ではない。


とりあえずプレゼンしては最後の質問で「内容もすごく面白かったけど、プレゼン自体がうまいので、プレゼンに心がけているものは何ですか?」という好評をいただけたので、まずまずかなというところ。

内容とボリューム的にかなりの量だったので制限時間25分を守れるか心配だったが、ぴったり25分だった。

「天才かもしれない」って思ったわ。

内容も結構面白いものができたので、いずれなんらかの形で紹介したいと思う。



しかし気に入らないわぁ。

プレゼンを行ったのは、私と入社二年目の若手君。

彼は若手君だからしょうがないんだけど
・声が小さい
・内容がまとまっていない
・プレゼンの内容を自分自身があまり理解していない
・自分のことを「私」と言わず「僕」と言う
・服装がだらけている
等々プレゼンとしては厳しいものがあった。

笑顔を絶やさなかったのでそこは良かったけど。

周りの失笑も多かったし、役員からは何度も「声が小さくて聞こえない」というヤジが飛んできた。

本人は割と明るく気にしない感じで進めていたが、かわいそうでしかたがない。

そう、気に入らないというのは、役員というか技術発表会を若手にやらせて経験を積ませようとするシステムである。

ヤジについては、厳しいお客さんであれば、よくあることなので、本人にとっては確かにいい経験になるかもしれない。

しかしその他大勢、聴いている方は得られるものが少なく、人数*1時間無駄な工数を使うことになるのである。


それよりか、後ろの方でふんぞり返っていないで、上の人たちがどんどんプレゼンすべきだと思う。

ケチばっかつけてないで、自ら範を示せよということ。

ご立派なプレゼンをやってみせよ。

そして若手たちを感化せよ。

背中で教えようぜ。

そう思うわ。


うちの会社には人材育成の気風がない。

よく後輩やSEの友も言っているが、「やらせてみて這い上がって来れたやつだけが人材」的な空気が蔓延している。

私はそれにメスを入れたくて、今回のプレゼンの中で人材育成についてとりあげた。

全員(30名ちょいくらいかな)に2つ質問した。

1.今までで「こいつは私が育てた」っていう人がいる人?→0人
2.今までで「この人に育ててもらった」っていう人がいる人?→3人

驚愕の事実。


いかに人材育成しようという空気がないかおわかりいただけただろうか?


「プレゼンは若手にやらせよう」

顕著に現れてたなぁと肌で実感した。



別に若手にやらせてもいいと思うけど、注意事項をメールで伝えるだけじゃなくて、事前に講習してやらせるべき。

ちょっと放任し過ぎ。


こんな風潮、いずれぶっ壊してやりたいと思うのであった。

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